竜崇縫靴店

Trial D-01
handsewn welted process

upper/ KUDU (gaucho.ridge)
lining/ Du Puy l.calf
size/ A. B. C. D. E. F
price/ ¥90,000 +tax

オーソドックスなプレーントゥダービーですが
靴職人として初心を込めた、感慨深い一足です。

靴の師匠 花田氏が作った手縫い靴は
お渡しした時点が終着点ではなく、
どんなに履き込んでも型崩れせず、
修繕しながら30年、40年と時を過ごし
お客様の足にも心にも寄り添う靴でした。

Trial D-01 は靴の技術だけでなく、
職人としての責任やあるべき姿を学び、
自分なりの信念を形にした最初の靴。

サイドは4本のステッチを走らせ
羽根の基部にはハンドステッチを。
負荷の掛かる箇所は徹底的に強靭に
負荷の掛からない箇所は柔軟にと
理想的な筋肉にヒントを得ています。

踵回りは花田氏のデザインを踏襲。
チョッポといいます。(たぶん死語です。)
着脱によって磨耗し易い箇所なので修理時、
靴を傷めずに交換できるよう単独構造にしています。
パーツには飾るだけじゃなく一つ一つに意味があります。

羽根の位置を少し後方にずらして
ラストのフォルムを強調しています。

時間の経過で変化する足の大小に
靴紐の締緩で対応できるのが
ダービーシューズの最大のメリット。

デザインは普遍的でありますが、
少しのアンバランスで違う表情に。

奇をてらうのではなく
規則の中で最大限、遊ぶ。
学んだ事に楽しさをインサート。

伝統を守る職人が多い世界において
僕達の役目はここにあると思います。

履く、愛でる、修繕する。
そしてまた履く。

花田氏からの学び。
初心を忘れずに日々精進。

竜崇縫靴店

2020-04-11

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