自分たちの想いが靴となり、
その靴を履いたお客さんの
感情の動きを直接見れること。

まだまだ続く人生の早い段階で
見つけた、靴作りという天職で
僕達のお師匠 花田和夫氏の様に
生涯現役を貫いたらあと何足の靴が
作れるのだろうとふと考えました。

おっさんになってジジイになって
灰になる直前まで靴作りをする。
弟子も取らないし、継がす気も無い。
竜崇縫靴店は僕達一代で終えるつもり。

オーダー会や巡業をしつつ、
新しい取り組みも考えながら
二人掛かりで靴を製作しても
恐らく月20足が限界なので
年間だと約240足です。

現在、竜が三十路。崇が三十二。

あと50年として単純計算で
50×240=12000足

世の中に出回る竜崇の手縫靴は
最大でこの足数になる模様。

当店はリピートでご注文してくださる
お客さんが多いので、人数でいうと
世界中で数千人だけって感じですね。
和製タニノクリスチーを目指します。

まぁ、靴作るばかりだと気が滅入るので
僕らもそれぞれの人生も楽しみながら、
細く長く続けるには丁度いいかなと思います。
とか言ってぽっくり逝ったらすみません笑

最近は健康で長生きできるように
二人でテニスを始めたので上手なお客さんが
いらっしゃいましたら打ち方教えて下さい。

よろしくどうぞ。

竜崇縫靴店