-HARUKI ISOJIMA TRUNK SHOW 2024-

-HARUKI ISOJIMA TRUNK SHOW-

11/9(土) – 11/17(日)
13:00 ~ 19:00

ISOJIMA HARUKI
IN
SHEARING SECRET CLUB

ISOJIMA HARUKI氏在店日
11/9(土)
11/10(日)
11/16(土)
11/17(日)

平日の11(月)~15(金)は御予約あれば在店可

イベントの概要の前に私達の昔話を交えた文章をちょこっと。

竜崇を立ち上げた2015年春から2019年夏までの4年半は暗黒時代と言って過言ではないほど陽の目を見ない日々が続きました。クラフトフェアに応募し落選しては応募し、偶に当選してそこで承った靴は1足あるといいほうで。当時は二人とも竜崇とは別の仕事に早朝から夕方まで従事し、仕事終わり次第で工房へ集まり終電まで拙い技術で数は少ないけど御注文いただいた靴を大切に作っていました。その頃を今でもよく思い出すのですが二人とも不思議と絶望はなくて今よりもっと良い靴を作りたいって気持ちだけで日々邁進していたと記憶しています。そうした活動を面白がって手を差し伸べてくださった方々が数人いて暗闇から私達を引き上げてくれたことはとても幸運でした。思案、製作、接客、販売。ものをつくってお客様に届けるまでを自分達で一貫したくて当たり前のようにやってきたのだけど、靴以外のものづくりをする職人さんやアーティストさんにお会いする機会がありお話しすると取組先からの圧力だったり不遇を知ることが多々あって。何かをお願いすることに対価が発生するのは当たり前だけど、そりゃあんまりじゃありませんかって条件がすごくて。とても素敵なものづくりしていても世渡り上手もしくは悪く言えば狡賢くなけりゃものを売る世界ではサバイブできないのかよって思うことが多くて悲しくなりました。たまたま掬い上げてくれた人たちが私達にはいたけれど、優れたものをつくるのに幸運な出会いに巡り合わなかったり不遇に耐えかねてリタイアする人がいるのは嫌だとおもいまして、本当に微力なのですが製作者とお客様を繋ぐ場を設けることにしました。SHEARING SECRET CLUBといいます。まぁ名前に深い意味はないです。自分のものづくりを相手に届けるという行為の難しさは痛いほど身に染みていますし現在進行形で苦しんでもいます。今回、第一弾のゲストとしてお越しくださるHARUKI ISOJIMA氏は本当に良いものづくりをしているしとてつもなく素敵な人柄の友人でもあるのですが、少し前に彼のアトリエに伺った時に「ジャケット作りに充てる時間の割合を考えなおして全然関係ない企業に就職するのも良いかなって思ってます」とボソッと打ち明けられた事がこの活動を始めたきっかけです。SNS上だけでは分からないことは多いですし、価格を見ただけで尻込みする気持ちもすごくわかります。買う買わないも、着る着ないも、度外視にして、HARUKI ISOJIMAと彼のものづくりに、取り敢えず触れて合って見ませんか？というイベントです。きっと身に纏うモノへの考え方や思い入れが変わるとおもいますよ。ご興味ある方は彼のINSTAGRAM DMにご連絡ください。ただSSCの方は、ちょっぴり助平な大人の雑誌に必ずあったワクワクする袋綴じのページみたく鍵付きにしています。勿体ぶるなよとか見る専だからとか野暮なことは言わずお気軽にフォローしてくださいね。