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竜崇

乗り越えた先

『乗り越えた先』

2021年05月30日

竜崇のモデルは、後ろ姿に惹かれる人が多い。
中でも「懐靴 Hakata」の後ろ姿は、とりわけ特徴的です。
履き口に縫い目がなく、ツルッとした滑らかな曲線。まるで壺のような美しいシルエットです。

この「縫い目がない」という構造には、実用的なメリットもあります。

1.脱ぎ履きによる糸切れが起こらない
履き口の縫い目がないため、摩耗による糸の切れや、それに伴う修理の心配がほぼ不要です。

2.kuduレザーの2枚構成による堅牢性
kuduレザーの表革と裏革、2枚の革で構成されているため、踵から足首にかけてのホールド感が非常に高く、抜群の安心感があります。

そして、懐靴 Hakataについて最初にお伝えしておきたいことがあります。
履きはじめに、乗り越えるべき壁があることを。

履きはじめはどうしても履き口がかたい。
分厚い革を袋縫いしている為、
どうしても避けることができない。
靴擦れはしないが、履き口辺りが少し打身する。

しかし
1ヶ月ぐらいで柔らかさが出てくるので
そこまでの我慢。

このデメリットがあることを享受してでも
手に入れたいと思ってほしい。

懐靴 Hakataは
とにかく初めの壁を乗り越えられる人のみが
辿り着ける極楽がある。

その境地にたどり着いていく過程を
愛着が湧くひとつとして
楽しんでもらいたいです。
 
 
竜崇

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