2021年も御愛顧くださり
誠にありがとうございます。

昨日が仕事納めでした。

4月に埼玉、8月に北海道、10月は東京と
いつもの兵庫と京都以外の土地へ赴き
大阪の下駄箱にもお客様にお越しいただけて
今までで一番充実した1年でした。

今年にご注文いただいた靴達は104足。
少しずつですが全国各地の皆様に
お見知り置き頂けて凄く嬉しいです。

開店から昨年までの5年間は、
自分達の想いや願いといった所謂
「内側」から靴を生み出していました。
特に2019~2020年は凄まじかった。
ハイペースで新しい型がいっぱいできたけど
素敵な出会いが偶々訪れたからなわけで、
普通こんな生まれないのでどうかお察しを。
飽きられない様に年1型は新作を
増やせるように頑張りますね。
(でもそんな期待しないで)

代わって今年は「外側」からの観念に対して
とても柔軟になれた一年だった気がします。

懐靴Tomo Oxfordに夏の大スリッパ祭、
定型革以外のスペシャルレザーで製作。

頑なに作ってこなかった内羽根や
ずっと断っていた革の載せ替えも
お客様や友人からの熱が篭った提案を
心から面白いなと思えたからです。
(象で作らせてと逆に迫ったY様、
その節はありがとうございました)

長年探し求めていた馬革も入手して
沢山の方と美しさを共感できたり、
象革が持つ生物の力強さに興奮したりで
全国の皆さんとも繋がりあえて嬉しかった。

今年の竜崇の新しい「色」をお見せできたのは
支えてくれる相棒や家族に友人、そして
私達の活動を楽しみながら応援してくださる
変わり者のお客様のおかげさまです。

本当に本当にありがとうございました。

協調性が皆無な2人ですが2022年も更に
魅力的な靴作りに精進して参りますので、
どうぞ宜しくお願いいたします。

では皆様、良いお年を!

竜崇縫靴店
久保竜治 堀場崇夫