来月から3ヶ月連続で巡業が控えてる。毎年恒例の東京、初めましての福岡、2年に1回の埼玉。製作も企画も販売も営業も2人でこなしているため巡業の数ヶ月前からてんやわんや。かといって健康のために半年前から始めたキャッチボールは日毎に面白くなってやめられないとまらない、という感じの日常。まぁ東京の場合だと前乗りしての革仕入れは天運に任せるしかないし福岡に至っては思ってた以上に竜崇の需要が無さそうで意気消沈。1月の埼玉はどうしようかなと考えていたら前回の受注会中に会場として場所を貸して下さっているお店の店主さんが何気なく口にされたジカイシンサクホシイの10文字を思い出した。

あの頃から懐靴Tetsurouは増えたとはいえ恐らく響かんはず。何か妙案はないかなとカラッカラの脳みそを絞り上げていたら店主さんとの会話がうろおぼえながら蘇った。とてもお洒落な方で取り扱っている洋服の色々を教えていただいた後に聞いた靴遍歴だったと思う。数十年前に購入し気に入って履いているというイタリアの職人が作ったブーツを見せてくれて、すごく好きだけどもう手に入らないから大事に大事に履いてるとおっしゃていたなって。ということで久しぶりにブーツ作ってます。

写真は絶賛試行錯誤中のブーツ。会話を思い出してとは言いつつ店主さんが見せてくれたブーツとは似ても似つかない意匠になってきた。たぶんこれも嵌まらないと思う。

竜崇